友人たちを帰して、ヒデの様子を見に行った。
ドアをそっと開け、ヒデのベットに近づいた。
ヒデはその瞬間目を開けた。
『ビックリしたなぁ!起きてたんだ。みんな帰ったよ。お水飲む?』
『いらない。ねぇ…久しぶりに昔みたいに今日は一緒に寝ようよ…』
とヒデが初めて甘えてきた。正直、ちょっとかわいいと思った。でも、私は気付いた。ヒデはそんなに酔っぱらっていないということを…。
少し戸惑いながらも私はヒデのベットに潜り込んでしまった。
すごく温かくて安心した。子供のころ、ヒデに抱きしめられながら眠った温もりを思い出しとても心地よかった。
するとヒデから口を開いた。
『ミサ…俺の気持ち気付いてる?』
『なんとなく…』
『なんとなくかぁ…。俺、本気で好きなんだよ。いけないと思いながらも最近はもうおさえられないんだ。ごめんな…困るようなこと言って。』
『アタシ、ヒデが好きだからずっと彼氏つくらなかったんだよ。ごめんね…困るようなこと言って。』
ヒデは黙ったまま強く抱き締めてくれた。
そして、初めてキスをした。
もう、ヒデも私もとめることができず、そのまま体を重ねてしまったんだ…。