ヤス#39

チャーリー  2007-04-18投稿
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ヤス#39
「好きだから、やっているだけさ」
「ヤス、愛しているわ」ヤスは鼻から血が吹き出しそうになった。母が背中から強く抱きしめてきたのだ。背中に母の乳房の弾力を感じた。
「お母さん…」
「何?…ヤス」
「俺もお母さんが好きだよ。大好きだよ」
「ふふっ、うれしいわよ。ヤス。さあ、こっちを向いて。前を洗いましょう」
ヤスは、大好きな母に体を洗われながら、頭がボーっとしてきた。「ヤス。終わったわよ」「あ…うん。お母さん、今度は俺がお母さんを洗うよ」
「ヤスが洗ってくれるの?じゃあ、お願いね」
ヤスは純子の背中を洗いだした。
首筋から上が日焼けして黒いが、地肌は真っ白だった。これまで、ずっと一緒に風呂に入って来たのに、そんな事など気にも留めなかった。ヤスは汗を流しながら、母の背中を丹念に洗った。流石に前を洗う勇気は無い。
「終わったよ、お母さん」
「ありがとう…ヤス」
純子が振り向きながらヤスに礼を言った。頬が潮焼けで赤くなっている。二人は一緒にお湯に浸かった。母がなにやら口ずさんでいるが、ヤスには、それが何の曲なのかわからなかった。上がろとしたヤスを純子が引き止めた。
「だめでしょう。十数えてから」

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