永遠の絆?〜悲しい夏〜

大ちゃん  2007-04-19投稿
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T子の気持ちは解っていましたが、あの時の僕は暴走することが、生きがいでした

そんな時、友好関係にあったチームの後輩が、僕らが溜っていたコンビニに、爆音を発てながらやって来ました

「K先輩、ウチのS先輩とY先輩が事故ってしまって・・・」

知らせを聞いた僕は、直ぐさま搬送先の病院に向かいました

国道から街道に入り、五分ぐらいのところで、後輩4〜5人が、僕を待ってくれてました

「先輩、単車はこの路地に隠して・・・・」

僕は単車を置いて、走って病院まで・・・

病院の前には方々の仲間達が、大勢集まっていて、交通機動隊と地元警察のパトカーが多数来て、解散するように説得してるところでした

皆が殺気だってる時、病院の中からS先輩のお母さんが出てきて

「お願いだから、リーダーのA君以外は、皆さん家に帰ってください」

A先輩は、直ぐさま皆に解散するよう指示し、病院の中へ入って行きました


告別式の後、A先輩は僕にこう言ってきました

「二人共ラリってたんだってよ」 「お前ラリって単車乗るなよ!」


一週間後、僕達式の葬儀である追悼集会が行われ、二人の供養をした事は、言うまでもありません



いろんな意味で、悲しい夏が終りかけた頃、何時ものように夕方家から単車に跨り、通りに出て行くと、待構えていたかのようにパトカーが追尾してきました

僕は何時ものように、パトカーをおちょくりながら走っていると、スーパーの前で同級生の女の子三人が、手をふっているではありませんか

直ぐさまパトカーをまいてスーパーの前に行くと、Y子達が「いつもパトカーに追われてるけど、怖くないの?」と聞いてきました

僕が得意になって「全然!」と応えると

「気をつけなよ〜!」と言って帰っていきました

このY子、実はT子と高校が一緒で、僕とT子が付き合ってるのを知っていたんです

毎日Y子達は、スーパーの前にいました

そんな事もあって、急激に、この三人と仲良くなり、いろんな話をする様になるまでには、不思議なくらい時間がかかりませんでした

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