あの夜のことは忘れることはないだろう…
ヒデの優しさ…
ヒデの体温…
ヒデの匂い…
とてもホッとして心地よかったんだ。
でも、兄と恋愛なんて誰も認めてくれるとは思ってなかった。
だから…秘密の恋愛が始まってしまったんだ。
それからヒデと私は家の中だけの恋人になった。
まるで新婚のようにお互いを想いあっていた。
何度もキスをし…
幾度となく体を重ね…
愛し合った。
私は幸せだった。
正直、この幸せは一生続くものだとは思ってはいなかった。
でもね、こんなに早く終わるとも思ってなかったんだ…。