小学一年の頃、宿題ノートを忘れて泣きそうになってる君に、俺は自分のノートの名前を消しゴムで消して、これに名前を書いて出しな、と言って身代わりになった。
あれは君に泣いてほしくなかったのと、俺の体制に対する反抗の目覚めでもあったんだ。
11年ぶりに焼き鳥屋でバッタリ出会った君は、顔面整形しまくり誰かも分からず、堕胎3回、と笑っていた。
人はね、俺も少し経験あるんだけど、墜ちていくもんなんだよ。時に一気に。
墜ちていくのも才能いるけどね。
うん、君にはその才能があったということじゃないか!
バンザイ、バイバイ。