MetalFoot

 2007-04-20投稿
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地球に存在するすべての資源が枯渇して半世紀。人類はあらゆる物質を資源に応用し、その結果、緑は枯れ、土は腐り、水は干上り、生物は死に絶えた。火星移住計画を推し進めてきた人類だが、実際に火星へ移住できたのは全人口のわずか20分の1。
残った人類は、半分は死に、半分は新たな世界を創造すべく地下を目指した。
それから四世紀後…
地下世界-アナザーダム-
地下に築かれた第三世界は、地下のすべての資源を管理する巨大企業「レオハルカンパニー」が支配していた。地下世界において、最も重要な資源とは、水と酸素である。レオハルカンパニーは地上の大気から水と酸素を蒸留、抽出し、それを売り出すというビジネスだけで、地下の支配者となったのだ。それほど、地下世界での水と酸素は希少な物なのだ。
もちろん、特殊な装置で植物を育て、光合成による酸素獲得も行われといるが、地下では植物の成長に限界があった。


地下世界に、第二世界…火星からの使者が訪れたのは、レオハルカンパニーが酸素の値上げをした一ヶ月後のことだ…



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