―会議・資料室―＼r
「いいかっ？！今からこれからのミッションの説明をする！！」
啓吾と怜はイスに座り、龍華はスクリーンの前に立っている。
「御前達の最初の仕事は、このアジトから宝石を盗む仕事だ」
スクリーンにアジトの写真が映る。
「でもよー、こんな仕事『ハイト』の連中でも出来んじゃねぇのか？」
啓吾が言う。
「馬鹿だなー。出来ないから俺達がやるんだろー」
「・・・？出来ないって？」
怜が問う。
「『ハイト』は俺達みたいな力は無いんだ。奴らが出来んのは泥棒の法律と殺していい奴の区別を付ける事しか出来ないんだ」
「へー」
「で、盗む物は？」
「あぁ、これだ」
スクリーンに赤・青・黄色の3色の宝石が映る。
「わー・・・綺麗！」
「ま、3つ全部取ってこれればいいんだが・・・―――」
「？」
「っていっても、ランクはＢ級なんだけどな」
「あっ？何だよＢ級って」
「危険度みたいなもんじゃないの・・・？」
「ま、そんな感じだ！」
スクリーンにある男の顔の写真が映る。
「1つだけ言っておくが、この男は気を付けとけよ」
「ん？誰だ・・・？コイツ」
「萎靡川 昭蔵。過去に人を殺して”ディーカ”に入っていた人」
怜が言う。
「あぁ、そぉだ。今は、どぉだか分かんないけど、気を付けろよ」
「はい！」 「はい」
「出発は、午後零時。それまでに準備をしとけ。いいな？」
「はい」 「はい」
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