特務戦艦ホーリーピーコック13

宵待夜霧  2007-04-21投稿
閲覧数[327] 良い投票[0] 悪い投票[0]

…隊長室は2つのリングのうち、「居住リング」と呼ばれるリング内にある。
リングは回転することで重力を生み出していて、内部は常に1Gに保たれている。
居住リングには主に隊員達の部屋や食堂などがある。
ちなみにもうひとつのリングは「多目的リング」で、ジムやわずかだが娯楽施設、新鮮な野菜を得るための栽培施設などがある。

《トラム》から降りると両側に扉が並ぶ長い通路に出る。
そこから暫く歩き、ようやく隊長室の前に来た。
横のパネルに手を当て、指紋照会をしてからインターホンに向かって声をかける。

「ツバサ=オオトリ軍曹、参りました!」

すると、すぐに声が返ってきた。

『来たか。
入りなさい。』

ドアが開き、中へ入る。
隊長室とはいえ、質素な造りだ。
隅に本棚とキャビネット、奥にデスクがあるだけ。

しかし隊長の姿はない。
キョロキョロしていると、奥にある扉が開き、中から隊長が顔をだした。

「こっちだ。
来なさい。」

i-mobile
i-mobile

投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 宵待夜霧 」さんの小説

もっと見る

SFの新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ