ように 笑顔で手を振り返す、そんな友達たちの 帰る 後ろ姿を見送りながら ナオは 腕時計を眺め 溜め息を付いている
「まだ 終わんないのかよ…」 少し ぼやいている、同じ教室の 友達の帰りを 待っている 様子だ
そんな ナオの横をゾロゾロと 赤や青や黄色の カラフルな 髪色の生徒たちが 1日の出来事や 今日の これからの予定などを 楽しそうに 話しながら 通り過ぎて行く
そんな 人込みの中から ナオの待ち人は 疲れ顔で 待たせている事など お構いなしの 歩き方で ナオの方へと 男が近づいて来る
「いや〜遅くなった 遅くなった〜!」 そんな態度に 少し ムッとする ナオ 「遅くなったじゃないよ! 30分だよ 30分!」 「そんぐらいで 怒んなよ〜、 あっ 火〜 貸して」 加え煙草の 男に渋々 ナオはポケットから出した ライターを 差し出す、 火を付け ニコチン不足を 補うように 煙を吸い込み 溜め息混じりに 吐き出す 男 「うっめぇ〜」 「そりゃ〜 よござんしたねぇ〜」
男の名前は 同じクラスの 円(まどか) 歳は 18で 、何気になく 教室で話し掛けられ、お互い 昔 バンドを していたと言う 共通点も あり、すぐに 意気投合して 今では 良き理解者で 築けば教室の中でも 一番の 友達に なっていた、 顔は カッコ良いのだが COOLで 少し恥ずかしがり屋の 所が 少々玉に瑕だ
その場で話す ナオと 円の もとに 不思議と何人もの 仲間たちが 集まり出す、 団結力の良さと 言うもの だろうか? 毎日の ように 授業が 終わって 真っ直ぐに 帰る事なく 校門前に 座っては くだらない話しで 盛り上がっている、 端から 見れば 暇人の集まりにしか 目には 映らないで あろう
その中には クラスは違う ものの 入学当初から 仲の良い ヘアーメイク クラスの 和也の 姿も ある
歳は 円と 同様 18、 お酒が大好きで 誰とでも 仲良く出来る 得な性格を している、 学校の 中でも 円と 和也と 一緒に 居る事が 多い、 他にも 沢山の 仲間は居る みたいだが 気の合う 3馬鹿トリオと でも 申しましょうか? 学校が 終わっても プライベートの 時間が 少ない程 毎日の ように 一緒に居る
「てゆ〜か 今日 カラオケ いかねぇ?」 提案する 円、それに すぐに 乗っかる 和也 「おっ 良いねぇ〜! 新曲 歌いてぇて