私を殴り快感と同時に笑ってた
体はカラーだ。
鏡をみては
『負けちゃいけないんだ』『阿弓が悪いんだ』
『もう少しで楽になる』
と毎日自分に問い掛けた
三ヵ月たったある日新しい母は私に果物ナイフを突き刺さして『父は私の物あんたなんか死ねばいい。自分で死になさい』と
私に赤い果物ナイフを手渡した
出来るのなら
早く消えたかった
淋しさなのか
その頃はわからなかったがきっと
淋しさなんだと思う
腹へった…
と同時に出てくる涙は
大粒だった
私が死ねば皆幸せだからと幼くして
心の奥に
死をのぞんだ…