僕には好きな人がいる。
その子は小学校の中学年ぐらいに転校して来た子で、僕が住んでいた所が田舎とあって中学年までは一緒だった。高校は違かったものの同じ町の中の学校で僕の学校からすぐのところにその子の学校はあった。しかしあまり会うこともなく、見かけてもなんだか恥ずかしくて声かけることもできず見てみぬふりをしていた。
小学校や中学の頃はそれなりには話したりしていた、特に中学の時にはちょっかいをだしあっていた。
多分その頃だろう本当にその子の事が好きになり始めたのは。
それから高校に入りメールでやり取りをするようになった。と言ってもそんなに頻繁にすることはなく、話す事が苦手な僕はメールでもこれといた事が言えず、「今何してるの?」などというメールぐらいしかできず、好きなその子ともっと盛り上がるような内容のメールがしたいとその子と想いつつもあまりにも盛り上がりにかけるメールをしながら思っていた。
そんな感じのメールを1ヶ月置きに送り続けた。
やはりそんなメールばかりを続けていてもその子との距離は近づく訳もなくいつしか季節は卒業という時期になってしまった。
そして結局高校時代はそのまま終わりを告げた。
僕は関東のある大手メーカーの工場に就職した。その子は地元から隣の県の専門学校に進学した。
その子との距離は増々遠くなってしまった。
しかし今現在その子に今まで好きだった事を告げたいと思う!
もしその結果が駄目だったとしても全然悔いがないといえばウソになってしまうが、でもそれでもいいと思っている。
それは、今まで言えなかった思いが言えてとても満足だからです。
今まで言えなかったこの思いその子につたわりますように!