…
(ダット…大当たりだぜ…。)
それから暫くアリアはこちらの様子を伺っていたが、段々不満そうな表情になり、
「あらら? あんまり驚かないのね?」
と、唇をとがらせる。(その顔がまた可愛いのだが)
「いえ、十分驚いてますけど…。」
アリアはそれでも不満気だったが、
「う〜。まぁいいわ。
とりあえず貴方には新型機の実戦テストパイロットとして来てもらいたいの。
どう?」
「どうって…命令なら行きますけど…。」
「違うわ。
これはあくまで要請よ。
だから貴方が断っても構わないわ。」
「…もう少し話を聞かせてください。
だいたいなんで俺なんですか?」
するとアリアは少し顔を曇らせ、
「う〜ん、残念だけど私達の部隊はレベルSクラスの機密が多いの。
だからあまり詳しいことは話せないわ。
もう一つに関しては、[先月の事件]の映像を視たから…ね。」