…「[世界は平和を取り戻した。]なんて安全な場所に居る連中の妄想よ。
今だ、世界は戦いの傷と混乱を引きずっているわ。
けど、政府にも軍にもそれをわかっていない、わかろうとしない連中が多すぎる。
だからこそ私達は、[私達の正義]を貫くため、多くの力を持つ[特級]と[特務隊]の立場に居るのよ。」
その通りだ…世界には苦しんでいる人達が今だ大勢居る。
そんな人達を救いたい…。
そう思って軍に入ろうと決意したのだ…。
軍に裏切られた事で、その決意を忘れていた。
ただ、今の軍に居るだけでは何も出来ないだろう。
だが彼女の元でなら…特務隊でなら、何か出来るかもしれない。
心が決まった。
「大佐…俺は世界のために何か出来ますか?」
アリアは、この日最高の笑みを浮かべた。