呪われた肉1

うえ  2007-04-27投稿
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「ここのお肉屋、最近人気でてきたよね。」

私は友人のトモコに共感を望む。

「そうだよね。ここ最近まで全く人気なかったのにね。」

“サトウ焼き肉屋“
外見はオープンして一年、錆びているところはひとつもなくオシャレな店だ。
年中無休と書いてある看板にもデコレーションされている。

「今度食べに行こう。」

そう切り出したのはトモコの方だった。

私の腕時計は19時をさしている。
焼ける肉の香ばしい香りが誘惑を誘った。

「トモコ、今から食べに行かない?ほら、カルビ一人前300円だよ?激安じゃん!」

「そうだね。あたしも食べたくなってきちゃった。行こうか。」


「いらっしゃいませ!」

明るい感じの男性が接客してきた。

「お客様2名様で?テーブルでよろしいですか?」

さすが流行りの店だけはある。私達で満席だ。ラッキー♪

メニューをみる。



カルビ 300円
ハラミ 280円
ロース 200円

内蔵

ホルモン 150円
レバー 50円
ナンコツ 500円
コブクロ 400円

品の種類は少ないがかなり安い・・・。
一通り全てのお肉を注文した。




「お待たせいたしました。こちら、カルビ、ロース、ハラミ、でございます。」

肉が来た後内蔵もすぐに来た。

すごく美味しい。

こんなお肉食べたことないってくらい美味しい。

特に私のお気に入りはナンコツ。

ナンコツは牛のどの部分かを知りたくて店長を呼んだ。

「お待たせいたしました。僕が責任者の佐藤です。どうかなさいましたか?」

入店したときに接客してくれた男の人だった。

「いえ、ただナンコツってどこの部分かなぁって思って呼んだだけです。」

すると店長は自分の耳に指を指し

「牛の耳のナンコツを使っています。一頭から取れる量が少ないので値がはるのです。」


私達は大満足して店を後にした。


2につづく



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