特務戦艦ホーリー・ピーコック34

宵待夜霧  2007-04-27投稿
閲覧数[300] 良い投票[0] 悪い投票[0]

「それならもう艦の方に届いている筈よ。
着いたら見せてあげるわね。」

「本当ですか!?」

果たしてどれ程凄い機体なのか想像して、つい興奮してしまう。
そんな俺を見て、機嫌が直ったのかアリアも微笑む。

「それにしても、[特務隊]ってそんなテストみたいな任務も受けるんですね。」

子供のようにはしゃいでしまった照れ隠しに、何気無くした質問だったのだが、

「えっ!…あ〜…うん、そうね。」

なぜかアリアはあからさまに動揺する。
…怪し過ぎる。
じ〜っと見つめるとアリアはニッコリ微笑むが、その頬には一筋の汗。

「…何か隠してませんか?」

その問いにアリアは慌てて、

「やややや〜ねぇ〜♪(汗)なにも隠してなんかいないわよ〜♪(汗)


…まだ言ってないだけで。」

「…何をですか!?」

多少強めに問いつめると、
「あのね…怒んないでね。実は…ソレがうちのメインの任務なの。」

「…はっ?…」

「だからね、[特務隊]の主な仕事は[実験機による運用試験]なのよ。」

「マジですか…?」

「マジですよ♪」

…詐偽だ…。



投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 宵待夜霧 」さんの小説

もっと見る

SFの新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ