みらい 2

トコ  2007-04-28投稿
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プルル…プツ
ミキはワンコールをした。
それは亮二が指定した0時を過ぎてか、過ぎてないかなんだか微妙な時間だった。

ミキは家の電話をじっと見つめて、亮二からの電話を待った。

………。
鳴らない。

なんだ、からかわれたのカナ?まぁ、いいや。寝よ。
ミキはそう呟き、眠りについた。

プルル…プルル

「ふぁい」
ミキは明らかに寝起きな声で電話をでた。

「ミキさんいますか?」
多分、亮二だ。

「私です。」

「おれ、亮二!ワンコールしてくれたよね?」
「はい。」
ミキはそっけなく返事をする。

「よかったー!0時過ぎてたし、もしかして断りの電話なのかと思って、心配しちゃったよー!
じゃ、今日から俺の女って事でよろしくっ!
早速、今日って空いてる?」

よくしゃべる人だな。
ミキはそんな事を思いながら、
「空いてる。」
と返事をした。

今日13時に近くの公園で。って事になり、ミキはベットから起き出し、時間をみた。

もぅ、12時だしっ!

ミキは慌てて、髪の毛をセットし着替え、外にでた。

公園に行くと
亮二は原チャを跨ぎ、公園で待ってた。

どんな事話しただろう。
ちょっと詳しくは、思い出せないケド、日がくれるまでずっと話してたのを覚えてる。
学校の事や、友達の事。

すごく楽しかったのを覚えてる。


帰り道、ミキは思い出し笑いをしていた。

変な人だな。

そんな事を思いながら、すごく幸せな気分だった。

その夜、

プルル…

ミキは慌てて電話に飛び付いた。

「はい、日下部です。」
多分、亮二だろぅ。
そんな事を思いながら電話を出る。

「ミキ?おれ、亮二。ちょっと外出れない?家の前にいるんだよ。」

「わかったー!じゃ、ちょっと待っててー!」

電話を切り、すぐ外に出た。

亮二はまた、原チャに跨ぎながら
「おすっ」

「どーしたの?急に。何かあった?」

「いや、ちょっと会いたくなった。って、今日会ったばっかだけど。」
と、少し笑いながら続けた。
「おれ、実は今日誕生日なんだよね。
だから、俺らの記念日が俺の誕生日。
すげぇ、うれしいプレゼントだよなー!と思って」

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