ドラゴンと三剣士 ?

ヤマ  2007-04-28投稿
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デムドが復活して間もない頃、王国内で、三人の赤ん坊が産声を上げた。デムドの叫び声を聞いても顔色一つ変えないその三人の子供達は、四歳になると揃って剣の稽古を始め、七歳の頃には大人を相手に剣を振っていた。やがて月日は経ち、三人は十五歳になった。
そのころには、デムドの力はさらに凶悪さを増し、広い領土の約半分が黒の炎によって闇に包まれた暗黒の地と化していた…
三人の若き剣士達の両親や友人は皆、三人が五歳の時、村を包んだ黒の炎によって焼き殺さてしまった。
三人だけが奇跡的に助かったのだ。
いや、奇跡などではなく、神が三人に試練を与えるために生かしたのかもしれない…

やがて三人は、国中で誰もかなう者がいないまでに成長し、国王より、勇者としての証“金の鷹の紋章”を授かるとその場で、王に向けて口を開いた。



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