しばらくあたしは潤の綺麗な寝顔を見つめていた…
……潤…かっこよくて綺麗な顔してる…。
髪の毛、あたしが好きな長さで…ワックスでしっかり立ててあって…茶色で、ふわふわしてて…。
眉毛いじりすぎなんだよ…
薄くて細いね。
今度かいてあげようかな…
まつげもすごく長い。
肌すごく綺麗で白いなあ…
唇…あたしとキスする唇。
上唇が薄くて下唇がぷっくりしてる…
あたし、いつもこの唇に触れてるんだな。
何か…ドキトキするな。
潤…すごくかわいい…。
潤…大好き…。
圭史朗、本当にさよなら。
潤の髪の毛を触りながら、
あたしの心の声が
ハッキリそう言った。
……なあんだ。
あたしまだ圭史朗のこと
気になってたんだな。
…ばかみたい。
「………ん…」
「…あれ。潤、起きた??」
微笑みながら潤を眺める。
「…う-…ん…俺寝てた…?」
「寝てたよ(^∪^)」
「…ごめ。…ん―…」
潤が目をパッチリあけ、
あたしを見た。
………!!
ほんとに綺麗な顔…。
「…ゆめこお〜」
「ん??どうしたの?」
「おはようの…ちゅ-して♪」
「もう…本当甘えん坊だね」
「…ちゅッ」
優しく
優しく、
キスをした。
あたしを全部
潤に捧げてしまいたい…