年下の彼16

カトリ  2007-04-28投稿
閲覧数[586] 良い投票[0] 悪い投票[0]

作者より☆
《この場を借りてお詫びします。

「年下の彼15」を間違えて「14」でだしてしまいました…14が二つありますが、内容は別のものです。ややこしくて、すいません。》




7月


地区予選が始っていた。


「阿久津!」


監督に名前を呼ばれる。


「お前、ここのところ、だいぶ調子が上がってる様だから、控えでベンチ入れ。」


「ありがとうございます!」


一歩前進した。

優希の笑顔を励みに努力し続けてる成果はだいぶあるようだ。


今シーズンは、都大会どまりだったが、航は、何試合か、出場し、得点に繋がるプレーも見せていた。


大会を終え、3年生は引退し、新しいスタメンが張り出された。


「このメンバーで、秋季大会はやっていく。」

監督がいうと、2年生を中心にメンバー表に群がる。
航も後ろの方から覗く。



自分の名前を見つけた。



MF阿久津


レギュラー入りが決まった。



航は、携帯電話を持って部室の外に出た。


優希にメールを打った。


《優、レギュラー決まった!》


講義の途中で、メールをみた優希もすぐに返信した。

《おめでとう
o(^o^)o初陣はいつ?応援に行きたい。》


《まだ、日にちははっきりしないけど10月。必ず来て。》


優希は心はずませた。

一日も早く、航に会いたかった。

声を聴きたかった。

触れたかった。


《お祝いしよ。時間あるとき、連絡ください。》

《うん。わかった。》


一月しても、航からの連絡はなかった。

21時。
携帯を鳴らしてみる。

『もしもし』


「航?今平気?」

『今、電車。降りたらかけ直すよ。』


10分程すると携帯が鳴った。


「はい。」


『どしたの?』


「ちっとも、連絡くれないから…」

不安になっていた。

『ごめん。練習厳しくて…ついていくのがやっとでさ…これから、飯食って走り込み。』

声のトーンでだいぶ疲れている事は伝わってきていた。

「そっか。んじゃあ、航から連絡来るの待ってるよ。おやすみなさい。」

i-mobile
i-mobile

投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 カトリ 」さんの小説

もっと見る

恋愛の新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ