「はいは〜い♪
二人とも仲良くなったとこで、ソロソロ行きましょうか?」
そうアリアに促され、シャトルに乗り込む。
もちろん操縦はキュアだ。
さすがと言うか、発進の際にもまったく振動がない。スムーズな発進だ。
30分ほど飛んだだろうか。
小さなデブリ溜まりの中に入ると、キュアは通信機を操作する。
「こちら、シャトル《バタフライ1》、キュア=マウー特級中尉です。
ブリュンヒルデ特級大佐とお客様をお連れしました。」
すると、暫く間を置いて、
『こちら《シャイニー・スワン》。
確認した。
これより[偽装]をとく。三番格納庫へどうぞ。』
返信がある。
「でてくるわよ。」
「は?何が…」
アリアの言葉に聞き返すと、
「いいから見てて。」
キュアが言った。