ヤス#43
ヤスはアイの乳房を頬張り、その乳首をかじっていたのだ。痛みに堪えかねたアイの声だった。
｢ふふふっ…ヤス様…そのように噛んでは…｣
ヤスは悲鳴をあげた。だが、それは声にならない。体も自由がきかず、アイに翻弄されるがまま、目を見開いた。アイの細い手が動いた。その指先は草原を這う風のように、ヤスの下腹をゆっくりと下がっていく。そして、股間までくると不思議な動きを始めた。
ヤスは何が何だかわからなくなってきた。見開いていた目を硬く閉じると、体中に力を入れて必死に抵抗を試みた。
｢ふふふっ…ヤス様…力を抜いて…このアイに全てお任せ下さい。今宵、このアイがヤス様を男にして差し上げます…さあ、お力を抜いて…そう…いかがですか？心地よくなってきたでしょう？ほら、こうやって…もっと…｣
ヤスは初めて感じる甘い刺激に頭が痺れだした。アイの指先の動きが次第に早くなっていく。ヤスは完全に身をアイに委ねた。全身から力が抜けていった。｢ふふふっ…ヤス様の精を頂きます…さあ、我慢なさらず…このアイの口にお出し下さい…｣
アイがヤスの股間に顔を埋めていった。
長い髪がヤスの太ももをくすぐった。
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