FirstLove(10)

nao  2007-05-02投稿
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知春の 事を 考えて いるのかも しれない、 勉強が 苦手な ナオだが 知春の 事を 少しでも 知りたい 一心から 熊本の 情報雑誌を 買い 柄にも なく 必死に 勉強 したりして 毎日の ように 一緒に 居る 円と 和也も ナオの 想いの 強さの 豹変振りには 言葉も なく 呆れ顔で 見ている 始末だ、 だが 今の ナオには そんな 2人の 姿が 見えない ぐらいに 知春への 初恋に 落ちて しまっていたのだ、 しかし そんな 幸せな 毎日の 中で ナオは 衝撃的な 場所を 目撃 する 事と なるのだ、 それは ある 強い 雨が 降り仕切る 日の 出来事 だった …

1997年 6月 15日

空は 雨が 降りしきり 夕方 だが 一面 夜の ような 暗さで 覆われて いる。
今日も 変わらず 1日の 授業を 終えた ナオ.円.和也 は 学校の 喫煙室で 雑談を している

「雨 止まないねぇ〜 …」 窓に 付いた 雨を なぞる ナオ 「さっきまで 晴れて たのにょ〜 これだから 梅雨は 嫌れぇ〜なんだよ セット 崩れるし」 日頃から 髪の セットには 気を 使っている 和也には 梅雨の 突然の 雨は 大嫌いな 様子だ
「 俺と 和也は 車 あっけど お前は どうすんだよ、 送って行って やろうか?」 毎日 自転車 通学の ナオに 問い掛ける 円
「どうせ 明日も 使わなきゃ だから 濡れるの 覚悟で 自転車で 帰るよ」 「お前 原付免許 ぐらい 早く 取れよな〜」 「何 言ってんの 円〜 ? 俺は まだ 15才だから 取れませ〜ん!」 「まだ ガキ だな …」 「何だよ それ〜!」 ボソッと 呟く 円に 顔を 膨らませる ナオ、 だが 雨は 一向に 止む 気配は なく 3人は 帰る 事に した。

円と 和也に 別れを 告げ 毎日 停めている 駐輪場から 自転車に 乗り込み ナオは ずぶ濡れに なりながらも 一路 家に 迎い ペダルを 踏み 始めた、 夕方過ぎと 言う事も あり 帰りを 急ぐ 車も 水しぶきを 立て 家路へと 急いで いる
「も〜! 早く 免許 取りた〜い!」
次々と 軽やかに 通り 過ぎる 車を 横目に 叫ぶ ナオ

そして 5分 程度の 家までの 道程の 途中で、 1分1秒 でも 早く 帰りたい と 思う 気持ちとは 裏腹に 信号は 赤へと 変わる
「も〜 こんな 時に 変わんなよ〜!



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