FirstLove(11)

nao  2007-05-02投稿
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日頃なら 信号無視が 当たり前の ナオでも、 雨で 滑る アスファルトを 駆け抜けるような 無謀な 事は 出来ずに 不満顔で 立ち止まる。
早く 青に 変われと 心で 願い ふと 周りを 見渡した その時、 一つの 電話ボックスに ナオの 視線は 釘付けと なって しまった …


「知春さん …!?」

一瞬 自分の 目を 疑う ナオ だったが 今 目の前で 会話を しているのは 確かに 知春 本人の 姿 だったのだ。
信号が 青に 変わって いるのも 築かない 程に ナオは その場に 立ち尽くし 視線は 知春しか 入って いない。
偶然なのか? 必然なのか? 学校 以外の 場所で 初めて 知春の 姿を 見た 瞬間だった、 知春の 住む マンションが ナオの 家の 側に ある 事は 先生に 聞いて 知っては いたが、 こんなにも 偶然に 出会えるとは 予想にも していなかった ぶん ナオの 鼓動は 自分で 分かる 程に 早く 波打って いた、 ナオの 中では 1日でも 早く 知春に 自分の 存在を 知って 欲しいと 言う 気持ちは 強いが、 普段 学校では 周りに 沢山 生徒たちが 居る ぶん、 話し 掛け 辛い ものが あるのか 廊下で 偶然に 会っても 挨拶は 愚か 何も 声を 掛けれないで いた ナオ
しかし 今日、 今 この 場所には ナオと 知春の 2人 しか 居ない、 これだけ 周りを 何も 気にする 事なく 話し 掛ける チャンス なんて 学校では 滅多に ない、 もしかしたら 神様が 進展の ない 自分に 与えた 最高の チャンス なのかも しれないと 1人で 勝手に 思い込んだ ナオは 電話ボックスから 知春が 出て 来たら 話し 掛けて みようと 気持ちは 決まった ように ナオは 一つ 小さく 頷いた…

降りしきる 雨が どんどん 強さを 増している、 あれから 何度 信号が 赤から 青に 変わった で あろう? 水しぶきを 飛ばしながら 家路へと 進む 車の 群れも 時間が 経つに つれ 少なく なっていく、 待っている 間も 一度は 決心した ナオだが 時間が 無情に 過ぎて いくに つれ、 緊張から 不安な 想いが 胸を 締め付けて いた、 だが きっと この場で 話し掛けるのを 諦め 帰って しまえば 家に 帰って 必ず 後悔して しまう、 もしかしたら 今 話し掛ける 事で

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