ムゲン・ファンタジア

仲間  2007-05-03投稿
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世界の果てにあると言われる永遠の大陸、その名も“ギュルソール”…
そこでは全てが永遠の時を刻んでいる。花は枯れることなく咲き続け、鳥は羽ばたくことをやめない…
全てが永遠…

ギュルソールの中心には巨大な塔がそびえ立っており、その頂上に、永遠の象徴“ムゲン”が棲んでいる…

北の大陸、ムーリャのとある村に住む青年“テム”は昔からこの言い伝えを信じ、いつかは自分の目で“ムゲン”の存在を確かめたいと思っていた…

テムには仲間がいた。
機械屋のトージ。
花屋のナルチェ。
村長の孫のシュシュ。

四人は、成年の仲間入りをする“暁の儀”の後、ギュルソールに向けて旅立つことを決めていた。空の旅も考えたが、冒険と言ったらやっぱり船だ。船大工のジンベに頼んでいらなくなった部品を集め、トージの親父の道具をこっそり拝借して、三ヶ月かけて四人乗りの小型船“フォーエバー・アイランド号”が完成した。

大人になったら何をしても文句は言われない。
四人は儀式の後、親たちに旅に出るとだけ言い残し、ギュルソールへ向け大海原へと繰り出したのだった!



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