思考はぐるぐると頭から熱をあげた。 時計は一つひとつの足音を夜に残して歩いていった。 私は暗い道を這いまわりその跡を追う。 悲しさと焦りと苛立ちがキリキリと喉元を締め上げ苦しくてたまらない 私の時計は何処へいった? 夢中で這いまわる背中に、夜がいっせいにのしかかった。 そうしてまた気がつくと とうとう朝が来てしまった。
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