君の笑顔2

カトリ  2007-05-05投稿
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「航、怒った?」

優希は、航のとなりに座り顔を覗き込む。


「…萌えた…」


航は優希を抱き寄せ、キスする。


優しくて、温かくて、もっと触れて欲しくなる。


「…もっとして?」


優希は航の頬にそっと触れる。


「こらっ。…優希…。」


航を待ちきれず、優希は航の唇をふさぐ。


「…こら。」


「ん?」


「おしまい。」


航はソファーから立ち上がる。


「帰っちゃうの?」


上目遣いを使ってみる。


「俺は逆に優希といると勉強が手につかなくなりそう…」


「モヤモヤしてるからだよ。先にスッキリさせちゃったりする?」


優希も立ち上がり、航の肩に手を掛ける。


「…すんごい、誘惑だな。」


航は優希の耳元で囁く。

そのまま耳、首元にキスをした。


「こういう女、嫌い?」


「こういう優希もたまらない。」


熱いキスをする。

息をするのを忘れてしまう程のキス。


気が遠くなる。


「…ん…。航…」

優希は、航から離れようとするが、航は離さない。


「止まんないよ?俺。」


再びキスをする。

「航…寝室…いこ?」


航は初めて、優希の寝室に入った。

すぐに、優希の手を引き、ベッドに座る。


「あっ!ちょい待ち!」


優希は本棚の引き出しから、小箱を出す。


「俺、持ってるよ?」


ズボンのポケットから財布を出し、中からコンドームを出す航。


「それは、とっておいて。うちでする時はこれ使っていいよ?」


「ん。わかった。」

航は優希をそっとベッドに寝かせる。


「優希、先に言っておくけど。」


「ん?」


「俺、初めてだからね?」


「…うん。…ごめんね。私は違うよ?」


「そんなんは、気にしないよ。ただ、優希を気持ち良くさせられるか、自信ない…」


「…航が気持ち良ければ、それで私は気持ち良くなれるから。
航の好きにして?」


優希は航のネクタイを取り、ワイシャツのボタンを一つずつはずしていった。

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