若くもない、といって別に歳とも言われない…まだまだこれから素敵な女性になってくのよ!とも言われる、そんな年頃。
私はスポーツジムに通う。iPodを耳に、ひたすらウォーキング。
何事も、無理はしない。無理しすぎは、かえって無意味になりかねる…。
いつか悟ったらしい私の中の教訓?
昔は、ただ痩せたくて、無茶なダイエットもできた。食べずに、無茶して走った。走りながら、何を考えていたかなんて、思い出せない…のではなく、考えていなかったのだ
。そんな、何年も前のはなしでもないのに…
あの頃の自分は、羨ましいようで、少し哀れ。
ほほえましい とでも言ってあげておこう。
今私がジムに通う理由、それは最近起きた、とうとうやってきてしまった環境の変化に、体が悲鳴をあげていたことに気付いてしまったから。もちろん、気分転換やダイエットもかねて、いいキッカケ。ただ、綺麗になりたかった。自分に、必要なものだけを残し、無駄なものは落としてしまいたかった。それは、目に見えるものも、見えない、中のものも…。特に、今の私は「中」にたまった余計なものを流し落としたかった。
今は、無駄なことまでを、なぜ今ここで?という瞬間にも考え込んでいる自分がいたりする。まともなことを、言うようになった と、ポツポツ言われる最近。
学生から社会人になることが、こんなにも人間を変え、よくもわるくもすることを、身を持って体感した。
そろそろ、必要とされる人間に、なりたいと思うようになった。愛する人からも、家族からも、周りからも。それは恋人からならもちろん素敵な女性としても求められたいが、何より、一人の人間として、必要とされるモノに、なりたいと。昔は…といっても少し前だが、あまりに昔に思えるから、昔…むかしの私なら、頼れるものにはあまりに素直にのっかり、努力って、めんどくさいって、笑って言えていた。だからって、これといって、誰も私をせめはしなかった。それで、楽しかった… というか、それでただ、済まされてきてしまっただけ。後悔はしていない。あの、はっちゃけた、笑顔だけで済まされてしまう、よく言えば純水さや、無邪気さは、ある意味うらやましいとも思うのだから。
でも、人は変わる。
変わるべくして変わる時期がくる、と言うほうが正確なのかも。
私は、今がその時と、感じている。