雑務部3

 2007-05-05投稿
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「ちょ、ちょっと宮岸くん!そこはデリケートな部分だよ!」
幸四郎が面白そうにほのかを制止した。

「え?学長、どういうことですか?」

「いや、まあ、あ!報酬だよ報酬、はい千円」

幸四郎の手に乗せられたのは千円札だった。

「四日間もかかったのにひとり五百円は安い気がするなぁ〜、どう思う?」

学長室を出てほのかは報酬にクレームをつけた。
そして先ほどうやむやにされたことについて幸四郎に問い詰めた。

「というか、さっき言ってたデリケートな部分てどういうこと?」

「ああ、あれ?この学校の改修作業の時に必要なんだって、それ以外は聞いてないけど」

「どこがデリケートなのよ」

「さぁ?学長がこれはデリケートな問題だからって、依頼されたときに」

「わけがわからん!」

学長がなんのために校内のヒビを測らせたのか。
ほのかは知りたくなったが幸四郎に聞いても無駄だと悟った。
ふたりがエントランスのテーブルについた時、横には正と凛がすでに座っていた。

「や、山ノ井幸四郎!」

驚いて幸四郎は反応した。

「なになになに?あ、柳さんお久しぶりです」

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