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 2007-05-05投稿
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錆びた線路の軋む音を響かせ、電車はレールの上をひたすら走る。
「本当にメイリン達はレベル4に閉じ込められてるんだろうか……」
 黒髪の青年が独り言をこぼした。
するともう一人の、背丈の高い金髪の青年はすかさず言い返した。
「絶対にレベル4に捕まっているんだ、この情報に間違いはない……
ただ、レベル4に配備されている警備ユニットの目を掻い潜れるかが問題だね」

「最悪の場合、交戦も有り得るか……」
黒髪の青年は、手に持つ銃の柄をぎゅっと握り締めた。

ガコン!
鉄を凹ませる音がしたかと思うと、車内は大きく揺れ、アナウンスがかかる。

「車内ニテ車両乗車許可未確認者ヲ二名確認。
車内がーどゆにっとハ直チニ発見シ排除セヨ。
繰リ返ス――」

「くそ!
この車両自体にガードシステムをインストールしてやがったのか!」

「リョウマ、この狭い車内での銃撃戦は賢く無い!
ユニットが辿り着く前に扉を破り、飛び下りよう!」

「この車両の速度はかなり速い、飛び下りるなんて無茶だ!
……俺がユニットを足止めする、その間に制御ルームまで行って電車を止めてくれ!」
リョウマと呼ばれた青年は、そう言い残すと大型の銃を携え、後ろの車両へと駆けて行った。

「リョウマ!
……くっ、やるしかないのか……」
金髪の青年は制御ルームのある最前列の車両へと駆けて行くのだった……



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