翌日になって、その人が気になりはじめた。 早くこないかな? まだかな?って。 ガラガラとドアを開けて入ってきたその人の手には、花束があった。 「これ、君が好きそうだから、もってきた。名前は…?」 「優南。」 ゆな。それは、私の名前。 「僕は、拓也」 たくや。カッコイイような、変な感じ。 「これから、看病にくるよ!」 元気そうな声は、さびしさから、私をすくった。 「ありがとう。絶対来てね!待ってるから」 その日からは、明るくなった。
新着小説100作品 恋愛ミステリSFファンタジーホラーエッセイ日記ノンジャンル公募投稿作品アドベンチャー詩・短歌・俳句スポーツコメディ学園物その他管理人用