雑務部5

 2007-05-06投稿
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「つまりつまり、宮岸ほのかは山ノ井幸四郎の女じゃないってことか・・・・・・」

「マナー部部長として人のプライベートを詮索するのはどうかと」

「副部長だって俺の日記見ただろ〜」

部室に入るとマナー部部員が数人いた。

「部長たち仲が良いですねぇ」
パソコンを打ちながら一人の部員が言った。
真部 信(マナベ シン)というマナー部の頭脳派だった。

「真部、お前パソコンで何やってんだ?毎日、毎日」

「いえいえ別に・・・」

真部は何食わぬ顔で画面に向かった。


その頃、幸四郎は科学研究部部室に居た。

「さすがだな山ノ井幸四郎、全ての女子トイレ周辺からお前の言ったとおり不審な金属反応があった。間違いない、隠しカメラだな」

調査料金五百円を部長(兼唯一の科研部員)に渡すと幸四郎は顔をしかめた。

「参ったなぁ〜やっぱりかぁ〜。ウチの宮岸くんが言ってたんだよ、トイレの中で変な機械音がするって。調べたくても入れないしね〜」

「それで夜中に俺に調べさせたわけか・・・お前シバくぞ」



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