学長は椅子から立ち上がり真部の横に立った。
「今まで撮った画像を全て消して、退学してくれれば警察には言わないであげるよ」
「ほ、本当ですか!?・・・あ」
幸四郎は思わずにやけた。
「認めましたね?」
「ぇ。ぁ・・・ああ・・・やったよ、まがさしたんだ」
ほのかが思わず顔をしかめた。
「宮岸くん。ではパソコンを持ってきてください。ネットには流してませんよね?他の人とか・・・だったら警察行きですが」
数分後、ほのかがパソコンを持ってきた。
「ネットにはつながってないから流してない。他の奴にも送ってない。」
「じゃあこのパソコンにあるので全部ですね。学長、消去を」
「はい、消去・・・・・・完了」
真部のパソコンの画像や動画データは全て消去された。
「あとは学長とゆっくり。学長、報酬の方を」
今回の件は問題が大きかったため報酬も弾んだ。
「一人五千円だよ!山ノ井くん、二人で一万円。どっか行こうよぉ」
「えぇ〜、昨日からあんまり寝てないからノる気しないなあ」
この言葉を聞いてほのかは閃いた。