時は2010年、日本政府は、増え続けるイジメ問題に、頭を抱えていた。
そんな時、ある政治家が画期的なゲームを考えた。
それが、イジメゲームである。
イジメゲームとは、日本政府公認のゲーム。
ルールは簡単
ゲームの期間は2ヶ月
ゲームの参加条件は、学生であること。
しかし、自分から参加を申し込めない。
政府が勝手に選び、選ばれた学校の、1クラスのみ参加出来るのだ。
もちろん、参加を断る事は、禁じられている。
気になるルールは。
まず最初の日に、一名のイジメられ役を、くじ引きで決める。
イジメられ役に選ばれた者は、一週間、クラスの生徒にイジメられる。
そして一週間後、イジメられ役は、次のイジメられ役を、クラスの中の一人から指名出来る。
ちなみに、いじめっ子役は、毎日必ずいじめを実行しないと、反則とみなし、いじめを実行しなかった次の日から、いじめられ役を交代させられる。
もしも、イジメられ役が、自殺などを行うと、最終的に自殺に追い込んだ生徒が、次のイジメられ役になる。
ちなみに、イジメられ役は、学校が終わり、家に着いた時点で、その日のイジメは終了である。
簡単に説明すると、こんな感じです。
そして、このイジメゲームが、ある学校で実験的に実施される。
第一回目のイジメゲームが、始まる…。