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るぅ  2007-05-07投稿
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「本当おぃしそぉに食べるなぁ〜って。」

「だってうまいんだもん。」

「嬉しい。」


不意にユカリが俺の方へ手を伸ばした。

柔らかい手つきで頭を撫でる。
その目は愛情に満ち溢れていて………なんつーか犬になった気分?


その綺麗な顔が乱れるとこが、見たい。

グイッと腕を引っ張りユカリを抱き寄せる。
耳元で囁くは甘い言葉。

「デザートもおぃしく食べてやるよ。」

またバカっ!かな。と思ったらユカリの手が動いた。

殴られる!

軽く身構えた俺の背中に回る細い腕。
首筋に触れる柔らかい唇。
耳元で囁かれた言葉は、

「食べて…」




やられた――



なんか今日はダメだ……完敗って感じ。


もう我慢できねぇ。


その場で押し倒そうとしたら、ユカリはするりと腕から抜け出た。

「あ?」

押し倒そうとした姿勢のまま見上げると、ユカリがハンバーグをつついている。
「まだメインを食べ終わってないでしょ。」

どっちかっつーとお前がメインなんだけど……


止められず近づけた唇にハンバーグを入れられる。

ハァ……

仕方なく食べ始めた俺の横でユカリは立ち上がった。

「シャワー浴びてくる。全部食べてね。」

さっさと浴室に入っていくユカリ。

残された俺は、とりあえずテーブルの上の料理を端から順に食べ尽くすしかなかった。

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