「啓吾君の過去・・・?いったいどうして?」
怜、イスに座る。
「今日のミッションで、警備員が萎靡川 昭蔵に殺されそうだったんです。それで、啓吾が『やめろ』って言って、萎靡川 昭蔵を殴って・・・」
「そぉか・・・でも、それは普通の行動なんじゃ・・・?」
「でも、何処かおかしいんです!目の色が変わったって言うか・・・」
「じゃあ・・・、一応調べておくよ。明日またおいで」
「はい。スイマセン・・・失礼しました・・・―――」
その時、ドアがガラッと開く。
「あっ・・・!啓吾君?!」
「啓吾・・・・?」
「藻先生・・・、俺から話そうか?昔の事。つまんねぇ事だけどさ」