「…やめねぇ。お前が他の奴を好きでも、お前が別れたいって言っても―――絶対離さない。お前は俺のもんだろ?」
すごぃ自分勝手で強気な言葉。
でも弱々しい声が、小刻みに震える手のひらが―――あなたの気持ちを映し出す。
『プライドも人の目も……相手の気持ちすらどぅでもいいくらぃ、手放したくないんだ』
ねぇ
レンにとって今私が
そぅいぅ存在だって…
思って
いいかな?
「わかんなぃよ……レン、私のこと好きなの?」
「好きじゃなきゃ…こんなこと言わねぇよ。」
「じゃあなんで…合コンなんか行くのよっ!」
レンの言葉に、気持ちが溢れ出してしまった。
止められない感情で、レンの胸をドンドン叩きながら泣きじゃくる。
「なんで女の子と遊ぶの!?なんで私だけじゃなぃのっ!?」
「お前だけだよっ!!」
レンが突然怒鳴った。
あまりに大きな声だったから、驚いて手を止める。
レンは固まった私を少し離すと、まっすぐ瞳を合わせて言った。
「お前と出逢ってから、お前しか見えない。お前しか愛せない。他の女なんて興味ねんだよ。」