「もぅ合コン行かないで。」
「ん。」
「私以外の子と遊ばないで。」
「ん。」
「デートドタキャンしなぃで。」
「ん。」
「私だけを愛して。」
「ん。」
優しい声に涙が溢れる。
「わがままばっか言ってごめん。嫌いにならないで……ね…?」
恐る恐る呟くと、急にきつく抱き締められた。
「なるわけねぇだろ……っつーかそんなのわがままじゃねぇし。」
囁かれて耳にキス。
さらに涙が零れる。
「じゃあ……絶対離さないで…っていぅのは?」
レンが声をあげて笑った。
腕をほどき、私の頬を包み込む。
温かい掌……私が求めるたった一つのもの。
「それも、わがままじゃねぇから。」
レンが二カッと輝くような笑顔を見せた。
私の大好きな笑顔。
一生離さない。
「レン。大好きっ……!」
「俺も、大好き!」
触れ合う唇から溢れ出す愛しい気持ち。
たくさん伝えて
たくさん感じて
いつまでもずっと
一緒にいよぅね。