護はトラックに乗った。トラックは発進した。
「緊急集会?知らんなぁ。」
「新入り紹介だとよ。愛しのロリッ娘だったら良いなぁ…」
護と夕七は溜め息を吐いた。輝は何故溜め息を吐くか質問した。
「ロリコン伍長がロリコンだから。あの娘を家に返して正解だったよ。」
「輝君がロリコンだから、いつまで経っても友達が出来ないんだから。戦友はいるけどね。それより、あの娘って誰?」
「分かったぞ護!お前はその娘と付き合って……あ、はい、それはないですよね…」
輝はとんでもない殺意を感じた。
「辻亜莉菜ちゃんって言う女の子なんだが、新幹線でね。それより、荷台には何があるのだ?」
夕七は答えた
「飛鳥の装甲にも使われている、炭素鋼よ。自衛隊は、シェパード試作機を造るらしいわ。あとは組み立てるだけね。」
「たった一日で?恐るべし日本の科学力。…ん?着いたか。」
護達はトラックから降りた。すると、勇オペレーターと中学制服を着た少女が並んで歩いていた。
「あ!勇オペレーターめ!ロリッ娘は俺のだろうが!」
「??意味分からんぞ。ロリコン伍長。勇オペレーターはロリコンだっけ?…あれは…亜莉菜ちゃん!そう言えば、勇オペレーターは辻勇だった。つまり…兄妹と言うわけか!」
護達は走って勇オペレーターの所へ行った。護は叫ぶ
「勇オペレーター!待ってください!」
「やぁ護君。君に紹介したいひ―――」
「あっ!護様!もしかして護様は、飛鳥中隊の人?」
勇オペレーターが言っている途中に、亜莉菜が言った。護は
「左様です。飛鳥中隊の旧少年小隊、今は特殊機動戦士小隊です。右の女の子は幼馴染の田中夕七軍曹。左の少年は…」
「なんて美しい…あっ失礼。私は平野輝です。お嬢さん、よろしければ私と…いたたっ!」
護は輝の耳たぶを引っ張った。
「ロリコン伍長…普通に紹介しなさい。罰として、給料没収。」
すると、警報がなる。
「ん?あまり聞かない音だなぁ。まるで第二次世界大戦の空襲警報みたいな音だ。まさか…」
すると、赤色の戦闘メカが八機遠くに現れた。輝は驚く
「赤いってことは、三倍早いのか?!やばいじゃないか!」
護は飛鳥に入ろうとするが、勇オペレーターに止められた。
「護君、シェパードは現在調査中で出せない。艦長から伝言だが、シェパードは使えないから、シェパード試作機を使え。だってさ。」