賢はレイピアを抜き、裕美はナイフを構える。
そんな事を尻目にスライムはどんどん沸いて来る。
「裕美、町の人達が来る!手っ取り早く倒すぞ!」
「わかった!」
賢と裕美は合図をとり、スライムに向かう。
二人ともダッシュが速く、あっという間にスライムの目の前に武器を付き翳す。
スパッ!っと言う歯切れのいい音とともにスライムの一部がレイピアによって切れる。
スライムの断片は地面にくっつき染み込んで行く。
「やったか?」
だが、賢の言葉を裏切るかのようにスライムはどんどん沸いて来る。
「クソッ!」
それもそのはず、液体を切ったところでダメージは殆ど無いだろう。
「どうすれば・・・」
賢が悩む内に町の人がどんどん近づいて来る。
賢の額に少しだが汗が滲んでいた。
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