私は、中学2年生からずっとみんなにイジメられていた。
だから私は毎月、転校…転校…転校…そればっかり。
きっと私が悪いのだろう。
でも私は、頑固だから原因が私にあることを絶対に認めたくなかった。
私はいつも「皆が悪い…私を認めてくれない皆が悪い…絶対に私は悪くない!!絶対に…絶対に…。」と思い続けていた。
イジメは悲しかった。例えば……↓
「加奈!!あんた今いくら持ってんの?」
「えっと…せ…千円です…。」
「はぁ!?……ったく話になんねーよ!!」
「ごっ…ごめんなさいッ……。」
「……まぁいい。明日は絶対1万な!」
「え…っ!!そんな大金……。」
「んだよ!!文句あんのか!?」
「いや……っスイマセン。」
なぁーんてそんなコトばっかり。
弱かった私は耐えられるわけがなく、毎日…私は……体育館の裏で泣いていた。
そうしていくうちに私は親に見捨てられ、友達にもイジメられ、耐えられなくなった私は、ついにリスカをしようとナイフを手首にあてようとした……そのとき
「お前、何やってんだよ!!」
「えっ……リス…」
「ふざけんな!!」
「そんなコト言われても私はもう耐えられない!!」
「お前が友達にも、親にも見捨てられてるのは知ってる。だから、俺が友達になるし、兄弟になってやる!!」
「ほ……ホント?」
「あぁ。約束だ。」
「う…うんっ♪あっ…そうだ!私、宮部加奈です。」
「俺は彼方。三宅彼方よろしくな!」
私は、友達ができた喜びで泣いてしまった。
「ったくしょうがねーなー。」
それから私達は学校でもどこでも一緒にいるようになった。
私は彼方の事しか考えられなくなっていた。
ある日、彼方と登校している途中、彼方は真剣な顔でこう言った。
「加奈。お前が好きだ!」
「えっ……。」
私は突然の告白に驚き、何も言うことができなかった。
「嫌ならいいんだ。」
「嫌ならいいんだ。」
「い……嫌じゃない!!わ……私も彼方が好き!」
「マヂ!?」
「うん!マヂ!!」
彼方は女子に人気があるらしく、まわりの女友達に
「いーなぁー加奈は!!彼方君と彼カノだなんて☆★」
なんて皆に言われた。
私は彼方とずっと一緒だよね??彼方はいなくなったりしないよね。前の皆やお母さんみたいに。
大好きだよ。彼方☆★