dream?

闇丸  2006-02-20投稿
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ドガ!ザザザザザァ!!ガッシャーン!!!壮絶な音と共にアイツは棚に衝突した…………ッ
「ッ!痛ってー!!!!」
激痛が拳に来る、やはり体重146キロも有る金属を殴るもんじゃない、それに先日拾ったばっかりの棚を壊してしまった。少し後悔している
ガシャ…「ひ…酷いな博士。イタタタ、」
壊れた棚の残骸からアイツが起き上がって来た。ようやく起きたか
「アホ!電力タンクが満タンなのに、無駄充電してっからだ。強制的に充電用スタンドから手前ぇをひっぺがすしか無ぇだろうが」
全く…どれだけ電気代が飛んでいった事だろうか、今となってはもう遅い。諦めるか
「は…はがすって。ならもう少し優しく起こして下さいよ。危うく頭部が破損する所でしたよ」
「ほぅ…なら手前ぇの背中と肩、足、腰、あと足底をバラかし…充電スタンドから降ろして。再起動用に高電圧かけながら、帯電装備着用で組立直すか?まぁ俺の腕が有ればー…そうだな。夕方までには何とかなるんじゃねぇの?」
キラーンっと冷たい視線を、あいつに向ける
「な…殴り飛ばして結構です…はい」
俺に防御する様な体制で後ろに三歩ほど下がっていく。図体デカイくせに気が弱わいだよな、俺は深く溜息をし呆れた。「はぁー…まっいいから。取り合えず飯作ってくれや腹へった」
「あっ!はい。じゃあ…ここの掃除は後で僕がしましょうか?」
「いや…ここは俺がやっとくから。お前は、さっさと作ってこい」
「し…しかし半分は僕のせいですし…」
全く。変なところでいちいち気にするんだからな。俺は少し怒って
「これは命令だ。俺様のために朝食を作ってこい!「AI.H.O.R2009−ディオス・バルラント」解ったな!」
「うっ…りょ…了解しました。じゃあここの掃除は頼みましたよ。博士」
俺にそう頼んだら部屋から出て行った。ようやく出て行ったか、あのポンコツロボットめ。また溜息がでる…朝から騒々しい、まっ今日に始まったことじゃ無いか。俺は一息ついて壊れた棚を、かたずけ始めた
「はぁ…また始まるんだなぁ。変わらない今日がな」



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