大人のふりをして
少し笑って見せた
その瞬間瞼の裏に熱いモノを感じた
気持ちを見透かされてしまいそうで必死に瞬きをした
『どうした?』
なんて優しい言葉をかけられたら
我慢していた気持ちが爆発してしまいそうで怖かった
きっとあなたは心配するだろうから
涙は見せない
でももう限界だよ
友達なんて綺麗な関係は続けられない
これ以上は無理だ
辛すぎる
お願いだから
最後に思い切り突き放して欲しい
関係を切ることで
気持ちが消えるわけではない
これが楽な道ではないことも分かっている
これからもっと辛い毎日が待っているだろう
冷たい言葉で傷つけてくれても構わない
ただ一つ約束して欲しい
次にあなたがまた男に生まれて
私が女に生まれて
同じ時代に生きれたなら
今度は必ず私を愛して欲しい
私はきっとまたあなたを愛してしまうから