『革命教団』を名乗るテロリストが出現し龍雅とシェイルはそれの掃討に駆け付ける。
戦いの舞台となっている廃校の校庭ではストライカー同士による激しい戦闘が繰り広げられていた。
ディア＝パノスとバロンドールはテロリストに気付かれないように廃校の敷地外に降り立った。
シェイル「今校庭にはテロリスト側のストライカーが六機、軍のストライカーが二機。そして我社が派遣したストライカーが二機の計十機がいるのさ」
龍雅「人質はどこだ？」
シェイル「廃校の屋上に集められている。奴らは人質をあえてさらけ出し、それを背にして戦うことによってこちら側の火器による攻撃を出来ないようにしてるのさ」
龍雅は顔をしかめた。
龍雅「確かに。これではこちら側の攻撃が限定される…やり方は卑劣だな」
龍雅は人質の様子を画像を拡大させて確認した。
龍雅「シェイル…救出部隊は来ているのか？」
シェイル「一応もう作戦行動に入っているみたい。ただ崩れ落ちている通路もあるから内部は迷路のようになっているらしいのさ」
龍雅「シェイル、俺もその救出活動に参加するぞ。シェイルは校庭で戦っている部隊を援護するんだ」
シェイル「あんただけで行くのかい？そんなには心配してないけど校内はテロリストの数が多いらしいから気をつけて」
バロンドールが飛び立とうとした瞬間だった。
龍雅「待て。俺に考えがある」
龍雅は不敵な笑みをこぼした。
校庭では四機のストライカーがテロリスト側のストライカー六機と戦闘を繰り広げていた。
テロリスト側のストライカーは火器を余す所なく存分に使っているが逆に人質を巻き込む事を恐れた四機のストライカーは白兵戦以外敵を倒す術は無く、すでに数機倒したものの今はとにかく披弾を回避することで精一杯であった。
そこに突然、上空から急降下して敵のストライカー一機を踏み付けたストライカーがいた。
シェイル「あ〜ぁ、何だか居心地がわるいのさ…内装も無骨だし」
それはなんと、ディア＝パノスであった。
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