「ひとり相撲かぁ」
自分でも時々思っていた、自己満足なんじゃないかって、作品うんぬんではなく、私そのものが温もりがないのではないかと
「ゆな、これ何処に付けるの?」
「えっあぁえっとね、和紙の白が奥にあるから、それを四方に切ってって…私やるからいいよー置いておいて」
何気なく、手伝おうとしている同期たちにいつものように言った……
『あっ』
「手伝うよ、あそこまで言われて、かなり悔しいもん」
「だよな、一緒にやろうぜ草薙…ていうか、やらせて下さいだよな、俺らまだ仕事として、もらってるわけじゃねーもんな」
「どうしたらいいか言ってゆな。恭子チーフいいですよね」
細い腕を組んで、小さなため息をついた後、私に視線を移す。
「…ゆな、貴方はどうなの?」