ってなわけでカラオケに行くことになった俺だったが、同じ塾の奴らとは言えたいして仲の良くない奴らばっかりだった。
だから気とか結構使わなきゃいけなかったんだよな。
それは神野も一緒だったみたいで、カラオケでの席も心ぼそいのか俺の隣に座っていた。みんながますます盛り上がり出した時、神野はこっそり俺に話かけてかた。
「なんか猿口クンに誘われたから来たけど知らない人ばっかりだよね…悲」
「俺も〜」
とまたそっけない返事を返すと、神野は思いきった顔をしながら
「…じゃあさ」
「何?」
「…やっぱいいや」
何か神野は言いたそうだったけど、あえてそこにはふれないでおいた。
2時間ぐらいたったろだろうか?みんなも飽きてきた頃、猿口は場を盛り上げるために酒を注文していた、アルコール度95?のウォッカだ。
それをジャンケンで負けた奴が飲むと言ういたってシンプルなゲームだ。
まさか俺が負けるとは思わなかったけど...
「一気にいけよ〜笑」
猿口が笑いながら騒いでいる、なんかムカつくがもうムード的に一気じゃなぃといけないような雰囲気だったからもちろん俺は一気でいった。