諦めようと決心したときに
君は必ず僕の心に進入してくる
君は何もなかったかのように笑いかけてくる
壁を作っていたはずなのに意図も簡単に破壊してしまう
今僕が君に心を許して笑いかけたら
また君を好きになってしまう
決心していた気持ちが揺らいでしまう
だから冷たくするんだ
許して欲しい
君は寂しい目を見せるだろう
目の前で泣きたいんだろう
必死に耐えて唇を少し噛む仕草がまた僕の心に突き刺さる
僕は君の笑顔にも
君の泣き出しそうな顔にも弱いんだ
目の前の君の全てが愛おしく思えてくる
ならば僕の前に現れないで欲しい
残酷なことだろう
しばらく会わない日が続けばきっとまた僕の気持ちは落ち着くだろう
そんなときに君は必ず現れる
僕の名前を呼ぶ声が聞こえる
振り返りたくはなかった
君は笑っていた
また僕の思考回路を狂わせる