涙、涙、そして笑顔。

加奈  2007-05-22投稿
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私は彼方といつも一緒にいる。

でも今日は、彼方がまだ入院しているから1人。

あぁーつまんなぁーい!!彼方ぁー早く戻って来てーー!!
その時……

「あ…あの!!オレ高宮幸喜っていいます!!今日の放課後ヒマですか?」

と言われた。

「ヒマですケド..」
「じゃ…じゃぁ!放課後、屋上に来てください!じゃっ!」
と言い残し、彼は去っていった。

「えっーと…。行っちゃったょ…」



……そして放課後。
私は約束通り屋上に行った。彼は……。まだいないみたい。
「はぁー。良かったぁ。まだ来てなくて…。なんか妙に緊張してたんだよねー」

「なに…言ってるんですか??ずっといたんですケド……」
ぇっ!?
後ろを見ると私を覗き込んでる高宮幸喜がいた。

「びびび…ビックリしたぁ!!」

「そ…っそんなビックリしなくても…」
「あはは☆★ゴメン?!……で、なんか用??」

「えーと…その………あの……」

「なに??えーと…じゃ分かんないょ」
「あ…あのっ!好きです!!付き合って下さい!!」

その言葉に私は驚きを隠せなかった。

「えー…と…あのォ……」

「分かってます!三宅彼方ですよね?」
「はっはい……。」
「オレ、それでもィィ!!2番目でもィィから!!」

「あっ……

ガチャ!!

えっ誰か来……

「加奈!!」

「彼方!?もう平気なの!?」

「あぁ。…それより、あいつ誰??」

「えーっと……それは…その…」

「高宮幸喜っす!!ちょうど今、宮部さんに告りました!」
「はっ…??加奈…どういうこと!?」
「なんか、いきなり告られた。2番目でいいから…って」

「ふざけんじゃねーよ!!……もういい。好きにしろ」

「か…彼方!!」

私…彼方に振られた??なんで……。ヤダ!やだよぉ!!彼方ぁ…彼方ぁ……

「どうすればいいの??彼方…私、彼方の事だいすきだよ……?」

私はその場に泣き崩れた。どうすればいいか分からなくて……。


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