「あらあら、ダメよ♪
ジョカってば、そんなに眉間に皺寄せちゃ☆
美人が台無しよ♪」
アリアはなおもジリジリと下がる。
ジョカはアリアの軽口を無視して、一歩、距離をつめ、押し殺した様な声で言った。
「艦長…!
もしかして彼に何も説明してないんですか?」
ビクッ!
アリアの肩が震える。
「えー…。
その〜…。
機会がなかったとゆ〜か〜(汗)
タイミングがなかったとゆ〜か〜(汗)
…
…
……まだ言ってません…。」
その様子に、猛烈に嫌な予感がよぎる。
聞きたくない…が、聞かない訳にもいかない。
恐る恐る声を絞り出した。
「あの…一体何の事で…?」