窓が開かない高い高いホテルの部屋で
メシ食えるようになってからモノ言え
と同じモノ書きが俺に言った
背中の真ん中の上から下に不愉快が走る
あんた、払う気、ありますか?
外は雨が降っていた
雨音はモノ創りに欠かせないが
酒の匂いがしたからあんたを忘れて独りで飲むよ
そんな午前中雨音聞きながらメシを求めて
今日は目が閉じる閉じる
人を嫌いになるだけずっとずっとマシだ
誰かに言われなくても分かっていることが
いつも机の上で壊される
ここにいない時はいつもどこで何をしているの?
人はそんなに仲良くする必要もないし、夢も目標もこれから先のことも何も考えなくてよい
安心しろ
きっと明日の朝には冷たい風が吹くだろう
きっと明日の夜には鳥が鳴くだろう
今日の午前中言われたことは
壁を殴りつける正当な理由を作った