スプラッタ殺人6

森田  2007-05-25投稿
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「ふざけやがって…」

署を出ると、辺りはすっかり闇に包まれていた。


これならバイトに間に合いそうだな。良かった良かった。


いやよくないんだけどな。


親父が死んだからって俺を疑うのは無理矢理すぎやしないかね?


犯人を探すためならどんな嘘でも突き通す警察の連中。


もう二度と関わるまいと思っていた。


忘れようとしていた。

その矢先これだからなぁ……。


出来すぎた偶然だ…。

ホント、横暴極まりないねえ。


「ねぇ」


最初、その声に気づかなかった。


らしくもない苛立ちに、俺は自分を失っていたのかもしれない。


「あなた…私の屋敷に使えない?」


俺は顔を上げ、声の主を見上げた。


「…美紀」


そこには


7年前、俺が殺した妹がいた

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